図書館ブログきざし

2019年

土曜アカデミー「ブック・カフェ」と「ICASセミナー」を開催しました(本館)

 12月14日(土)、土曜アカデミー「ブック・カフェ」と「ICASセミナー」が開催されました。

 リピーター率も高く好評のブック・カフェでは、人文社会科学部の西野先生をナビゲーターにアルベール・カミュの『異邦人』をご紹介しました。
「不条理」を描いた作品として有名ですが、主人公に投影された当時の若者の姿や作品に描かれた様々な問いなど、
分析・解釈する角度の多い作品に、熱い読書会となりました。

 参加者からは「他の方の意見を聞く貴重な機会だった」「もっと色々な本を読んでみたくなった」などの感想が寄せられました。
 

  続いてICASセミナーの第2回目「古地図や米軍写真を使って災害リスクを知る」を開催しました。
このセミナーは、本学の地球変動適応化学研究機関(ICAS)と国文学研究資料館との共同研究の研究成果をご紹介するもので、
文理融合型の防災・地球環境変動研究について理学部の小荒井先生にご講演いただきました。

 国土地理院で公開されている地図や航空写真、各地の古地図や米軍写真などと、
昨今の災害被害状況を照らし合わせた資料で、地域の災害リスクを分かりやすく解説していただきました。

 参加者からは「自分でも昔の地図と比較してみたくなった」「防災意識が高まった」などの感想が寄せられました。

 次回の土曜アカデミーは、1月11日(土)13時から岡倉天心セミナーが開催されます。
ご参加お待ちしております。

土曜アカデミー読売新聞連携講座「茨大が探る宇宙の歴史!電波と隕石のメッセージ」を開催しました(本館)

 12月7日、図書館土曜アカデミー読売新聞連携講座「茨大が探る宇宙の歴史!電波と隕石のメッセージ」が開催されました。
 あいにくの雨天でしたが、茨城大学の研究者2名と本学OB高校教員による星のクイズ、学生サークル星見同好会による天体観測、手作りプラネタリウム体験と盛りだくさんの内容でした。

 初めに、本学理学部米倉教授から電波観測をテーマに、藤谷助教からは「隕石からのメッセージ」と題してそれぞれの講演、隕石も展示されました。
続いて、土浦第三高等学校科学部顧問岡村先生手作り「星のクイズ」が実施され、会場は大変盛り上がっていました。
 講演終了後、土浦三高の学生による天体観測望遠鏡の展示や本学星見同好会によるプラネタリウムが実施され、来場者は学生の解説によるプログラム「水戸市の冬の星空」を満喫していました。

  次回は、ブック・カフェ『異邦人』カミュ著とICASセミナー「古地図や米軍写真を使って災害リスクを知る」を開催します。ぜひご参加ください。

土曜アカデミー「聞いてみっぺ・語ってみっぺ・方言昔話4」を開催しました(本館)

 11月30日(土)、土曜アカデミー「聞いてみっぺ・語ってみっぺ・方言昔話4」が開催されました。

 第1部では、講師の人文社会科学部杉本先生から、UNESCOが指摘する方言の危機的状況の説明や、方言に対する茨城県民の意識の低さなどが紹介され、方言の価値を見直す動きの一環として方言かるたの製作意義が解説されました。
第2部では、語りの会メンバーによる方言での昔話が披露され、また、共通語と方言の語り比べでは、方言の有無による印象の違いを聞き比べていました。
最も会場が盛り上がったのはカーテンシアター「けちくらべ」で、話者の話す茨城弁が非常に生活感に溢れており、その話し方に始終笑い声が絶えませんでした。

 次回の土曜アカデミーは12月7日(土)に「茨大が探る宇宙の歴史!電波と隕石のメッセージ」が開催予定です。
宇宙研究の話から星のクイズまで大人から子どもまでどなたも楽しめるイベントです。ぜひご参加ください。