図書館ブログきざし

2023年

土曜アカデミー特別編「デジタルアーカイブでたどる茨城の歴史」を開催しました

 10月23日(月)に土曜アカデミー特別編「デジタルアーカイブでたどる茨城の歴史」を開催しました。このイベントは今年度4月に公開した茨城大学デジタルコレクションを広報する目的で企画されたものです。水戸キャンパスのライブラリーホールからオンライン配信を行い、会場とオンラインあわせて60名を超える方にご参加いただきました。

 図書館長挨拶に続き、図書館職員の松土から図書館の貴重資料や今回のデジタルコレクションを構築するにいたった経緯などについて説明がありました。

 続いて千葉図書館副館長から太閤検地帳、徳川斉昭文書、水戸下市御用留、中崎家文書、稲葉家文書について説明がありました。

 それから茨城東高等学校の土門智子氏からは「常陸国絵図」について他の江戸幕府撰国絵図と比較をしながら本学所蔵絵図の特徴について詳細な説明がありました。

 合同会社AMANEの堀井洋氏からは茨城大学デジタルコレクションのシステム構成、構築する上で茨城大学図書館、合同会社AMANE、時の広告社の役割、それから地域資料のデジタル化をめぐる問題などについて説明がありました。

 最後に検索インターフェイスなどを担当した時の広告社の鈴木聡氏からはどういった視点で作っていったのか、今回のデジタルコレクション構築に関わったメンバーとのやりとりなどについて説明がありました。

 参加された方からは「常陸国絵図について聞く機会がなかったのでよかった」「アーカイブは後世に残す貴重な財産であり、当時の様子を知る文書として小説等の時代考証として創作文化への影響は計り知れない価値が存在するため、今後のさらなる発展を期待しております」などの感想が寄せられました。

ビブリオバトルin茨城大学2023を開催しました

  10月18日(水)に水戸キャンパスのライブラリーホールにおいてビブリオバトルin茨城大学2023を開催しました。

 対面開催は4年ぶりで今年は4名のバトラーが熱戦を繰り広げました。本会場となった水戸のライブラリーホールと日立市の工学部分館をオンラインで結んで開催され、会場とオンラインあわせて35名の方が書評合戦を観戦しました。

 バトラーは5分間でおすすめの本を紹介し、3分間のディスカッションタイムでは会場とオンライン上からたくさんの質問が寄せられ、大いに盛り上がりました。

 チャンプ本は教育学部4年横山黎さんの紹介した『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』でした。この本は本学卒業生である小説家、高野史緒さんが茨城県土浦市を舞台に書いたSF小説です。

 横山さんの県大会出場は昨年に続き2回目で、今年の茨城決戦大会は11月5日(日)に県立図書館で開催されます。

 

バトラーおよび紹介された本(発表順)

  • 黒岩 実 「オルタネート(加藤シゲアキ)」
  • 真家 公輝 「変な家(雨穴)」
  • 高橋 亨太 「錨を上げよ(百田尚樹)」
  • 横山 黎 「グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船(高野史緒)」

 


チャンプ本を獲得した横山黎さん


参加した4名のバトラー