図書館ブログきざし

オンライン土曜アカデミー「体験して知る、モノの使いやすさのデザイン学」を開催しました。

 5月28日(土)13:30からオンライン土曜アカデミー「体験して知る、モノの使いやすさのデザイン学」を開催しました。
 10代から60代まで幅広い年齢層の28名の方が参加され、工学部の矢内先生を講師としてモノのデザインと使いやすさについて実例を挙げながら話をしていただきました。
例えば、
 ①エアコンのリモコン(昔は電源ボタンを押してから機能(暖房冷房など)を選んでいたが今は機能ボタンだけで電源も入るようになった)
 ②駐車場の地図(番号を奇数が左詰め、偶数が右詰めで表示することで視認性を高めた)
 ③Excelの機能ボタン(マウス操作のしやすさは機能ボタンの表示面積に比例する。最近はExcelの機能が増えた分機能ボタンの表示面積が小さくなり、昔より使いにくくなっている)
などの話がありました。
 途中途中で先生から参加者に質問があり、それに参加者がチャットなどで返事をしながら話が進みました。
 また事前にダウンロードできる資料を使った実験も行いました。2本の帯状の領域の間に収まるようマジックで線を引いていくという実験で、その結果について線の引きやすさは領域の太さと領域の間の距離の比に影響されると先生からの解説がありました。
 参加された方からは「興味深い実験を実際に体験できた」「普段意識しないことについて面白い話が聞けた」などの感想をいただきました。
 オンラインなので実験への参加者の反応がその場ですぐ分からないなどの難しさを感じる一方、県外からの参加もあり、オンラインのメリットもありました。
 次回の土曜アカデミーは6月25日(土)13:30から人文社会科学部の高橋修先生を講師にお招きしてオンライン講座「鎌倉殿の13人?常陸国守護! 八田知家とは何者か」を開催します。こちらのご参加もお待ちしております。