早速、メールをいただきありがとうございました。

 「なめがた郷土かるた」は、行方市合併三周年記念事業として、行方市民の皆様の心をつなぎ、未来への夢のあるものということで、制作委員会の方々にたいへんなお骨折りをいただき、おかげさまで完成いたしました。ただ、事務局職員につきましては、途中から交代するという事情もありまして、制作裏話と言えるものは余りありません。ただ、場所の選定にはだいぶ苦労があったようです。ご承知のように、麻生・北浦・玉造の3町が合併して行方市になりましたので、旧町それぞれに誇れる歴史・文化遺産や伝統行事なども数多く、何を採り上げるかに、まず、頭を痛めたとのことです。幸い、制作委員長の額賀氏は、本市の教育長であるとともに歌人であり、また、制作委員の方々には、郷土「なめがた」をよくご存知の郷土史家をはじめ、「茨城川柳」の選者を務めておられる河野氏などの俳句や川柳などの文芸家、学校関係者等もおられましたので、各地区のバランスをうまくとることができました。しかし、まだまだ読み込みたいものはたくさんありますので、将来的には、さらに発展したものも考えられるのではないかと思います。

 さらに、合併三周年記念として制作されたこの「なめがた郷土かるた」を市民の皆様に周知し活用していただくための広報活動をどのようにしたらよいかいろいろと思案いたしました。そこで、一つは、地図を使って大きなパネルを作りました。そして、合併三周年記念式典会場をはじめ、国文祭や成人式、水郷美術展などの場にも展示いたしました。また、このパネルを各庁舎や各公民館、図書館、高等学校の文化祭などにも展示させていただきました。

 また、子供たちに親しんでもらうために子ども会育成会に呼びかけ、白浜少年自然の家のご協力をいただき「正月を迎える楽しい集い」のメイン活動として、「大型かるた大会」を開催いたしました。当日は、たくさんの子供たちが青空の下で歓声を上げて、新聞紙大の大型かるたとり遊びに興じました。これにつきましては、新聞紙上でも紹介され、かるたの完成を心待ちにしているという声が寄せられました。 販売の方も順調で、おかげさまで4月の市報に掲載する前から多くの注文が来ています。

 以上、雑駁な説明で恐縮です。また、何かございましたらお知らせいただきたいと思います。