茨城大学図書館からのお知らせ

貴重資料「稲葉家文書」のデジタルデータを公開しました

 令和6年3月1日に茨城大学デジタルコレクションで図書館貴重資料「稲葉家文書」のデジタルデータを公開しました。

 稲葉家文書|茨城大学デジタルコレクション

 稲葉家文書は現在の茨城県下妻市で名主を務めた稲葉家に残る村方史料、江連用水関係史料、各種経営史料を内容とする文書群で、同家より当館に寄贈されたものです。稲葉家は茨城県西部の鬼怒川東岸一帯を灌漑する大水路、江連用水の再興に関わったとされ、今回公開したのは所蔵する稲葉家文書のうち江連用水に関わる資料です。

 今回の事業は令和5年度科学研究費助成事業研究公開促進費(データベース)の助成により実施されました。対象とした30冊中の項目ごとに分割して掲載していますので、各項目の冒頭へのアクセスが容易となっています。

 公開された古文書は研究史料として活用されるほか、教育現場での活用が期待されます。当館では今後も所蔵する地域資料の公開につとめていきます。