はじめに

 この度、茨城大学附属図書館貴重資料電子展示室を開設できたことは、我々にとって大変喜ばしいことであります。この展示室の開設、すなわち、インターネット上に本学の所蔵資料のうち地域に関する資料を公開したことは「本学が地域に根ざした大学を目指している」趣旨にも適った事業であるからです。 今回、電子化して公開した資料は当館において昭和三十年代から現在に至るまでに刊行された目録類や資料集を対象にしています。これらは既に一旦公刊されたものでありますが、学外の研究者からも頻繁に入手方法の問い合わせがあったものであり、これを機会に大いにお役に立つものと期待しています。 今後の課題としては、電子図書館の構築における本学特有のコンテンツの形成を考えており、なお一層の努力をいたす所存であります。
 最後に今回のプロジェクトの企画、分析等にあたり多大なご尽力を頂戴した附属図書館郷土資料委員会の長谷川伸三教授(座長)、鈴木暎一教授、佐々木寛司教授、小野寺淳助教授、並びに解説文等で有益な助言を頂戴した木戸之都子助手に対して、謝意を表すとともに、私共のこの企画にご理解を賜った学長をはじめ本学関係者のご尽力で、学長裁量経費の配分を受けたことに、感謝を申し上げる次第です。


平成11年5月20日
附属図書館長 平山昌甫


マップに戻る 資料解説一覧へ