図書館ブログきざし

2016年

SciFinder利用講習会を開催しました(工学部分館)

6月16日、日立キャンパスE5棟において、SciFinder :サイファインダー(Chemical Abstracts ServiceがWeb上で提供するデータベース)の利用講習会を開催しました。㈳化学情報協会の職員が講師を務め、知能システム工学科の教員・学生を中心に計37名のかたが参加されました。

教員の一人は、「現在図書館が行っているトライアルを フルに活用することが、今後大学全体で導入する可能性を 高めるので協力してください。」と呼びかけておられました。

 

 

書庫のなかの戦い(工学部分館)

この季節、工学部分館の書庫では除湿機がうなり声をあげて稼働しています。紙の資料にとってアオカビなどの菌の付着は大敵であり、もちろん、人間の健康にも悪影響を与えます。工学部分館における調査では、書庫内15カ所中10カ所で付着菌が検出され、さらにそのうち3カ所で重度の菌汚染(菌数:21cfu以上)という結果出ています。 (※cfuとは、一定の試料から検出されたカビ数のこと。)

工学部分館では、全館の温湿度を監視するとともに、書庫には健康に害のない防カビスプレー(自動噴霧)を備えるなどの対策をとっていますが、カビの拡散を抑えるだけで精一杯です。

 

 

展示を拡大・延長します(工学部分館)

電気電子工学科・鈴木研究室の展示が好評につき、さらにパネルを4枚追加するとともに、期間も延長することになりました。まさに、手作り感満載の『成長する展示』 といえます。

発表者(大学院生)の写真が見られるのもご一興です。(6月17日まで。)

 

 

図書館で働く学生たち その9(工学部分館)

工学部分館にある専門雑誌を利用しやすくするために、学内WSの学生A君の手を借りて、書架のレイアウトや配架順を変更しました。

A君:「利用と保管のバランスを考えて資料を提供するのは、結構大変なんですね。職員のかたの苦労がわかりました。」

 

 

おすすめの本:鈴木健仁先生(工学部分館)

鈴木健仁先生(工学部電気電子工学科)に、 学生のみなさんに読んでもらいたい本を選んでいただきましたので、 参考にしてください。※は先生のコメント、【】は所蔵情報あるいは購入予定。

 

●「下町ロケット 1~2」(池井戸潤著) 小学館 2010, 2015

※大学で研究、勉強する意義を思い出させてくれるうってつけの 1冊です。物語の登場人物達の技術への熱い思いが詰まった クライマックスはとても感動的です。2015年10月にTBSでドラマ化され、主人公の佃航平を阿部寛さん、財前部長を吉川晃司さん、神谷先生を恵俊彰さんが演じています。

【閲覧室 913.6:Shi】

 

●「人は仕事で磨かれる」(丹羽宇一郎著) 文藝春秋 2005

※研究室配属時や就活を控えた時期、「仕事に対する価値観」を つかむのにうってつけの1冊です。伊藤忠商事で社長、会長を務 めた著者の経験をもとにした本です。「ノーブレス・オブリージュ(高貴なる義務)」を有する真のエンジ ニアとしての心構えを学べます。非常に読みやすく、読み終わった後にはなんともいえない爽快感が残ります。

【購入予定】

 

●「拝啓 総理大臣殿 これが日本を元気にする処方箋です」  (フォーラム21著) 東洋経済新報社 2008

※学会での研究発表や就職活動での面接を控えた時期にお薦めの1冊です。各企業から集まった"マジサラ"(本気で真面目なサラリ ーマン)の方々による、今後の日本産業などの話をまとめた本です。 "マジサラ"の熱い思いにぐいぐい引き付けられる面白さです。 工学部のすぐそばの日立製作所の幹部の方も参加しており、著者らが大切にしている「流汗悟道」の考え方は、私達にとっても一つの 道しるべになるかと思います。

【購入予定】

スズメバチの巣 無事撤去(農学部分館)

図書館農学部分館は、大きな窓が目印です。その窓枠に、スズメバチが巣を作り始めていました。しかし先日(6月1日)夜、応用動物昆虫学研究室の北嶋先生が巣を撤去してくださいました。巣作りの初期段階であったため、危険性は非常に低いということでしたが、慎重に作業がなされたとのことです。人工物とも思えた作成途上のスズメバチの巣が撤去され、窓を見上げる利用者の姿もなくなりました。