図書館ブログきざし

2015年

ラムサール条約登録記念・連続講座「人と自然の涸沼へ」第3回を開催しました(本館)

12月19日(土)に、ラムサール条約登録記念・連続講座「人と自然の涸沼へ」第3回を開催しました。連続講座の最終回となる今回は、「涸沼の現在・過去・未来!」と題して、高橋 修図書館長より「もののふたちの涸沼-内海世界の将門と貞盛-」というテーマで講演をおこないました。 次に、涸沼に隣接する茨城県立茨城東高等学校の生徒から涸沼の環境保全への取り組みの報告があり、続いて、茨城町生活経済部みどり環境課環境グループ長の田口 眞一氏より「涸沼に育ち育てられ」というテーマでご講演いただきました。最後に、「涸沼サポーターから未来へのメッセージ」と題して、5~6名のグループに分かれ、全員でディスカッションをおこないました。

高校生をはじめ年齢も職業も様々な方々に参加いただいた今回の連続講座は、回を重ねるたびに参加者が増え、3回にわたる講座の参加者は、のべ280名に上りました。3回通して参加された方には、クリーンアップ涸沼ネットワークからプレゼントが配布されました。また、最終回の参加者全員に茨城県立茨城東高等学校からオリジナルアクリルたわしのプレゼントが配布されるなど、これまで環境保全に関わってきたグループも積極的にバックアップしてくれました。

連続講座は、「涸沼」を題材に、動植物、食、水質、湿地の保全、歴史、古文書、ゆかりのある人物、周辺の生活、ラムサール条約など、改めて涸沼の魅力を引き出し、環境保全活動を活性化させる好機となりました。

[くるま座]談会 21世紀のサスティナビリティ学を語ろう!第2回を開催しました(本館)

12月19日(土)に、[くるま座]談会 21世紀のサスティナビリティ学を語ろう!第2回を開催しました。 今回は、「土地の成り立ちから見たサスティナビリティ」と題して、本学理学部教授の小荒井 衛先生にご講演いただきました。豊富な写真や地図をもとに、地震による被害や水害について分かりやすくご説明いただき、「自分の住んでいる土地の災害リスクとは?」「サスティナブルな生活を送るためにはどうすれば?」ということを参加者全員で改めて考える機会となりました。

講演後は、本学人文学部教授・ICAS機関長である伊藤 哲司先生のコーディネートのもと、一人ずつ疑問点や自分の考えを発表し、全員で問題を共有しました。 最後に、小荒井先生から「自分の住んでいる土地について、まずはよく知り、周りの方と情報共有すること。それがサスティナブルな生活につながっていく」とのお話がありました。 第3回目は1月9日(土)の予定です。たくさんの方々のご来場をお待ちしております。

土曜アカデミー「水戸ホーリーホックのフットボール・カフェ」を開催しました

12月12日(土)13:00よりライブラリーホールで土曜アカデミー「水戸ホーリーホックのフットボール・カフェ」を開催しました。水戸ホーリーホックは本学と連携協定を結んでいるため実現しました。 フットボール・カフェは昨年に引き続き2回目の開催ですが、今年は1999年から水戸ホーリーホックでプレーをしている本間幸司選手を一目見ようと、100名近くのファンがつめかけました。 第1部は本間選手、スタジアムDJの寺田忍氏、藤縄明彦理学部教授の3人によるトークショーです。ホーリーホックの初期から在籍する本間選手が球団の歩み、歴代監督などについて語りました。 第2部は本学の学生5人が本間選手に質問をする形式ですすめられました。本間選手は学生の質問に終始笑顔でユーモアを交えながら答えていきました。  フットボール・カフェは現役選手の話を間近で聞けるチャンスとあって人気の高いイベントの一つです。今回も会場はファンたちの熱い熱気に包まれ、盛会のうちに終了しました。

土曜アカデミー 「秋山文庫」開設記念講演会を開催しました

12月12日(土)15:30より「秋山文庫」開設記念講演会を開催しました。本学の卒業生でもある秋山高志先生は長年近世史・地域史の研究をされてきました。今回の講演会は水戸藩の学者であった青山家関係の著作物など貴重なご蔵書を多数ご寄贈いただいたことを記念して開催されたものです。

講演会では研究者としての歩み、地域の皆様、学生たちに向けたメッセージなどを1時間近くお話しいただきました。講演会には地域史を研究されている学外の方、秋山先生が県立高校で教鞭をとられていた時の教え子の皆さん、歴史を研究している本学の学生など様々な方にご来場いただきました。 来場された方々からは講演会が終わってからも質問が次々と寄せられ、先生は一つ一つ丁寧に答えられました。

本学ではご寄贈いただいた図書を歴史研究の貴重な資料として大切に保管し、地域の歴史を研究される皆様の利用に供していきたいと考えております。

ラーニング・コモンズの活用 その2(工学部分館)

12月2日、マテリアル工学科の田代優先生が、ラーニング・コモンズで2回目の授業をされました。前回のグループワークとその後の製鉄実験を踏まえて、約40名の学生が参加してプレゼンとポスターセッションを行いました。

他学科の学生も興味津々で眺めているなか、三村学長が立ち寄られ、工学部分館での学習活動の盛り上がりにしばし注目していました。

農学部分館リニューアルの記録(その2)

農学部分館にラーニングコモンズを設置する計画が進行中です。1階部分の改修はほぼ完了しました。

ロビーにカーペットが敷き詰められ、温かな雰囲気に。

ホワイトボードや調査用の図書も設置され、新しい学習空間が誕生しました。

現在は2階部分の改修工事が始まっています。工事の進捗状況によって、臨時休館する場合もありますが、利用者の皆様には何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

農学部分館開館カレンダー

展示「Hybrid Imageとの遭遇」の開催(工学部分館)

工学部分館・ラーニングコモンズにおいて、展示「Hybrid Imageとの遭遇 ~人間の視覚・空間周波数・選択的注意~」を開催しています。

制作者は、矢内浩文先生(工学部メディア通信工学科)です。展示作品(2点)はいわゆるトリックアートと言われるもので、人間の視覚の裏をかくその原理についても解説しています。また、矢内先生から学生への「おすすめの本」も紹介されています。人がなにげなく行き交う空間に現れる作品が、あなたの知的好奇心をくすぐることでしょう。

開催期間は12月20日(日)まで。

ポスター

土曜アカデミー好評開催中です

11月28日(土)に土曜アカデミーどきドキ講座2015「巨大古墳が築かれたころの東日本」、館長講座「治承・寿永の内乱と平氏一族」を開催しました。各講座に約70名の方が参加しました。2つの講座は、それぞれ連続講座の第2回目、第6回目の開催となり、土曜アカデミーの中でもリピーターが多い講座となっています。今回も熱心な参加者が、古墳時代の東日本についての研究成果や、中世動乱期の常陸平氏の内情などについての講義に聞き入っていました。