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土曜アカデミー「ブック・カフェ」と「みんなの考古学 どきドキ講座2018」を開催しました(本館)

 2月9日(土)、土曜アカデミー「ブック・カフェ」と「みんなの考古学 どきドキ講座2018」が開催されました。

今回の「ブック・カフェ」は小説家・中島敦の晩年の作品『李陵』を題材として扱いました。
インフォメーションラウンジにおいて人文社会科学部の西野先生がナビゲーターとなり、
『李陵』が世に出るまでの経緯、中島の生い立ちや経歴、他の著書などについて説明があり、
その後は会場をサザコーヒーに移し、4つのグループに分かれ中島の『李陵』について賑やかな読書会が行われました。
各グループとも活発な意見交換が行われていました。

 続いて開催された土曜アカデミー「みんなの考古学」は、雪の舞うとても寒い天気でしたが、多数の参加者がありました。
人文社会科学部田中先生を講師に迎え、山上憶良の「貧窮問答歌」などで厳しい収税吏として描かれる「里長」について、
水戸市近郊の徳化原古墳を手がかりにその新たな実像に迫るもので、併せて県内の他の古墳と徳化原古墳の関係性などについても論じるというものでした。
 参加者は、文字の多い講義資料にも熱心に目を落とし、古墳というジャンルの人気の高さにがうかがえました。
 講義後は講師に熱心に質問をし、あるいは参加者同士が古墳に関する話題で盛り上がる様子も見られました。

 次回の土曜アカデミーは、2月16日(土)「古文書寺子屋 はじめの一歩」です。
お気軽にご参加ください。