図書館ブログきざし

土曜アカデミー「ブック・カフェ」と「新著を語る」を開催しました(本館)

   6月10日(土)、土曜アカデミー「ブック・カフェ」と「新著を語る」を開催しました。
人文社会科学部西野先生をナビゲーターに、前期第2回目のブック・カフェはイタロ・カルヴィーノ著『冬の夜ひとりの旅人が』
をテキストに開催されました。
今回は、実験文学と呼ばれる複雑な構成の本でしたが、複数の視点から意見や感想を出し合うことで参加者は理解を深めていました。

その後、教育学部村野井先生による「新著を語る『子どもはテレビをどう見るか』」が開催されました。
ご自身の著書を題材に「子どものテレビの見方-間違いながら理解する姿を通して-」のタイトルでご講演いただきました。
私たちにとって身近なテレビ、映像を子どもたちはその成長過程でどう理解するのか。
著書の事例を参考に、子どもに見えている「テレビ」についてお話しいただきました。
また、アニメ『サザエさん』を文法的に分解し、効果音や場面転換の方法などに着目するなど、新しい視点をご紹介いただきました。
教育や子ども、テレビといった身近な話題のため参加者からの質問も多く、若い年齢層にも関心の高い講座でした。

 

  次回7月1日の土曜アカデミーは、「古文書寺子屋 はじめの一歩」が開催されます。