図書館ブログきざし

おすすめの本:西野創一郎先生(工学部分館)

西野創一郎先生(大学院理工学研究科応用粒子線科学専攻)に、 学生のみなさんに 読んでもらいたい本を選んでいただきましたので、 参考に してください。

※は先生のコメント、【】は所蔵情報あるいは購入予定。

●「幸福論 第一部」カール・ヒルティ著(岩波書店、1991)
※100年以上前に書かれた本ですが,「仕事の上手な仕方」や「時間のつくり方」など,この本に書いていることは皆さんが社会人になったときにきっと役に立つでしょう.巷の本屋に並んでいるビジネス書100冊以上の価値があります.
【購入予定】
 
●「哲学の現在」中村雄二郎著(岩波書店、1983)
※哲学用語や人物紹介などが一切無く,平易な言葉で語られた哲学書.副題は「生きることと考えること」となっており,日常生活において自分の力で考え,自分の言葉で語るにはどうすればいいかヒントを与えてくれる本です.
【文庫コーナー 081:Iwa:2-2】
 
●「経営に終わりはない」藤沢武夫著(文芸春秋、1998)
※皆さんは世界のHONDAの創業者,本田宗一郎の名前をよく聞くと思います.藤沢武夫は創業時から経営面でHONDAを支えてきた方です.独自の経営手法や考え方,社員の中に今でも生きているHONDA WAYはすべて藤沢武夫によって創られたものです.
【購入予定】
 
●「夜と霧 新版」ヴィクトール・E・フランクル著(みすず書房、2002)
※アウシュビッツ強制収容所での生活を心理学者の立場から洞察した古典的名著です.生と死の境で「人間とは何か」という最大のテーマに対して深く考察しています.テロリズムの横行などで全世界の社会的な秩序が崩れかかっている現在において読まれなければならない書物だと思います.
【閲覧室 946:Yor】
 
●「スペインの宇宙食」菊池成孔著(小学館、2009)
●「白鍵と黒鍵の間に」南博著(小学館、2010)
※ジャズ・ミュージシャン(サックスとピアノ)が書いた自伝的エッセイを2冊.音楽だけではなく映画や文学まで幅広く語っています.エッセイを読んで大笑いしたのは初めてです.是非,ご一読を.
【2点とも購入予定】